三脚を立て、高台から入り江を撮る一人の男性。その背後に一人の女性。4、5間ばかり離れて同じく三脚を立てる一人の男性。その背後にも一人の女性。 高緯度の日の入りは永く、女たちは欠伸を伝染し合う。 男たちは幾許かのバツの悪さ […]
三脚を立て、高台から入り江を撮る一人の男性。その背後に一人の女性。4、5間ばかり離れて同じく三脚を立てる一人の男性。その背後にも一人の女性。 高緯度の日の入りは永く、女たちは欠伸を伝染し合う。 男たちは幾許かのバツの悪さ […]
奇岩よりもむしろ心を捉えて離さない、おびただしい数の小舟たち。ここには成熟したマーケティングもブランディングも通用しない、独自のビジネスがあるというのか。
究極の西を目指す。指南車は上質だが、管理官はおざなりだ。料金は最上だが、配管工は不躾だ。実際に我々は勝ったのか。 否、その慎ましやかさに敵うはずもなく。圧倒的敗北感に感涙するのみだったのだから。
地球の割れ目を覘いてみた。 全方位に視界を遮るものがなく、広がる景色をレンズが捉えられるのはわずかな部分のみ。ケーキで例えるなら64分の1ピースぐらいか。
デモでもなく、暴動でもなく、ただただ歴史を見る人たち。
ジブラルタルを経由して港町、南の真珠から駐屯所、そして迷宮へ。誇り高き民族の営業には殆感心させられる。恥辱にまみれた加害者として追われ、やむなく迷宮入りした後、ラツィアーレの大家族の家長によって、欧州の寛大さをも知ること […]